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訪問看護ステーションで働くスタッフの声

はまさか訪問看護ステーション 内田 京子さん

2006年11月17日

昨年の10月に浜坂町と温泉町が合併して新温泉町となり、当事業所も浜坂町訪問看護ステーションから、はまさか訪問看護ステーションとなりました。

新温泉町は兵庫県の北部に位置しており、北は日本海に綿糸、南は山々に囲まれています。自然の恵み豊かで... 等々の地元の自慢をしたいところなんですが、昨年は大雪で移動したばかりの私は自然に悩まされました。雪道や凍った道の運転がとても苦手で(恐い)もう今から心配しています。

訪問看護の仕事に慣れると、病院勤務にはない感動がありました。7月から訪問している88歳のYさん(女性)は脳梗塞後遺症で麻痺は軽いのですが、無気力でねたきり生活をしていました。食事の介助に1-2時間かかり、介護者が相手だと更衣もいやがり、背中がベッドから離れることはありません。

Yさんのお宅は「こんにちはー」と玄関の戸を開けると、元気な鳴き声と軽快な足音でショコラがお出迎えしてくれます。ショコラは雄のポメラニアン、本当に可愛い、可愛い犬なんです。まず、ショコラに挨拶してYさんの部屋に行きます。Yさんは拘縮した指や上肢の関節を動かすと「痛い」とにらみつけます。嫌がるYさんとベッドに座り、話しかける事を続けました。足元にショコラが来ますとYさんの表情が変わります。優しい目でショコラを見、「小さくてポケットに入っていた。」と話してくれるようになりました。先日は「ありがとう」と言葉があり、私は感動してしまいました。ある日、ステーションへ介護者さんから電話がありました。「看護婦さん、おばあちゃんがスプーンを持って自分で食べてくれました。」はずんだ声です。これも感動して一緒に喜びました。

愛犬がなき走る、窓の外に季節の花や空が見えるという小さな刺激が大きな効果となる事を認識したり、在宅介護、訪問看護の喜びを感じた事例でした。今日もショコラに挨拶をして、訪問看護が始まります。